やまもと経営会計事務所の山本辰彦です。
今回は、「経営がうまく行く人」の共通点について記載したいと思います。これまで会計業界に10年以上おりますが、「経営がうまく行く人とそうでない人」にはある共通点を感じます。そのため、山本が感じた共通点について記載していきたいと思います。
1.聞き上手な人
経営がうまく行く人の共通点として、「聞き上手な人」があげられます。私の経験上、話好きな社長さんは多くいらっしゃいましたが、その中でも「聞き上手な人」は特に成功していると感じました。
業務の話でも雑談でも話をする上でコミュニケーション能力が大事になります。会話をする際に自分の意見だけでなく、相手の意見も尊重して会話をすることで会話が弾み、より深いコミュニケーションが生まれると感じます。「経営がうまく行く人」は、お客様との会話や従業員さんとの会話でもしっかり相手の意見を聞き、その上でどうするか判断されているように感じます。「経営がうまく行かない人」は、自分の意見だけを通し、相手の意見を聞き入れない印象が強いです。
山本自身も「聞き上手な人」を目指すべく、聞き役に徹していましたが、そうではないことを知りました。聞き役に徹した場合、こちらの主張も伝えなければならないのですが、主張を伝える機会を逃してしまい、「聞いただけの人」になってしまいました。「聞き上手な人」とは相手の主張をうまく引き出す能力がある人だと感じました。
2.会計数値に強い人
経営がうまく行く人の共通点として「会計数値に強い人」があげられます。会計は、好き嫌いが分かれやすく、好きな人は自計化して自社の分析までやっていますが、苦手な方は会計報告をするまで自社の経営わからないままという場合が多いです。
自計化すると自ずとキャッシュフローや収益力がわかるため、税理士との面談の際は質の高い話が出来ます。会計が苦手な方の場合、結論(利益がどれくらいで、税金がどれくらい出そうか)を話すため、今後の経営の話まで進まず、報告だけで済んでしまいます。
また、会計を苦手とするお客様の多くが、キャッシュフローの状態が良くないため自転車操業の状態が続いている印象があります。
やまもと経営会計事務所では、会計を経営管理に役立てて頂くためにも自計化を推進しております。
3.仕事が早い人
経営がうまく行く人の共通点として「仕事が早い人」があげられます。依頼した資料やお願い事を早急に対応してくださったお客様は共通して「経営がうまく行く人」だと感じます。
実際に個人の確定申告を行う場合、経営がうまく行っている人から順に申告している印象があり、遅くなるにつれて経営がうまく行っておらず、会計の数値も良くない印象があります。その理由としては、資料の依頼をして提出まで時間が掛かり、それに伴い申告もギリギリになってしまうためです。
4.常にアンテナを張っている人
経営がうまく行く人の共通点として「常にアンテナを張っている人」があげられます。多くの社長さんと面談をしてきて感じたのが、「経済情勢」「法律改正」「業界の今後の動向」等あらゆるアンテナを張っている社長さんは、付加価値を生むのがうまく、今までにない商品やサービスを提供し経営が成功しているように感じます。時代を先読みする能力の重要性を感じました。